社員一人一人の活躍にスポットライトがあたるステージを

コダマサイエンスは山陰地方を中心に主にシロアリ駆除を行なっている会社。シロアリ駆除のほか、スズメバチの駆除、断熱リフォーム、耐震診断など、地域の「家」を守るためになくてはならない存在だ。

しかし会社のこれまでの道のりは決して平坦なものではなかった。過去には他社でシロアリ業者の詐欺事件があったり、悪質訪問、悪質リフォームが社会的に問題になったりすることもあり、その風評被害で３割から４割の売上が減少したこともあったという。それでも信頼性、信用性を高めるため、他社との差別化を図り、社員が一貫して初回面談から調査・施工まで全ての作業に携わったりと、地道に業務を続けてきた。

そんな中、大切にしてきたのは顧客はもちろん、従業員も満足できる会社にすることだと小田社長はいう。従業員が満足した環境で働ければ、おのずとサービス向上につながってくるというわけなのだ。実際に社員からも「会社はファミリーのような存在」だという声も聞かれ、社内の雰囲気の良さをうかがい知れる。

社員に対して小田社長は、夕食を持ち家で家族と過ごしてほしいという。それはマイホームを持つだけの給料を出し、それでいて、夕方からはしっかりと家族との時間に充てられるという、何年先までも社員が安心して働ける会社で在り続けたいという社長の思いからだ。

これからもコダマサイエンスは、社員一人一人の活躍にスポットライトが当たるステージであり続けたい。社員が腐らず、持てる力を存分に発揮することで、今後シロアリ駆除以外の分野でも事業をさらに充実させて、地域の住宅に今以上の安心を届けたいと小田社長は話していた。